連続稼働分析手法を知る:連続稼働分析手法の必要性
第5回 連続稼働分析手法を知る
「連続稼働分析手法の必要性」
前回から引き続き稼働分析の手法について解説したいと思います。
稼働分析の手法にもいくつかの種類がありますが、
本コラムでは連続稼働分析と呼ばれる手法について説明したいと思います。
連続稼働分析手法の必要性
前回お話したワークサンプリングは比較的現場を広く見る手法でしたが、
連続稼働分析は、ある特定の対象を細かく見る分析です。
具体的にはある特定の対象について時間経過とともに作業や状態を記録して
作業別の時間や比率を算出する手法です。
観測数から作業比率を算出するワークサンプリング手法とは異なり、
作業時間を直接測定し、その結果を集計、比率を算出します。
しかし、この分析手法は連続して観測するため観測者1人では作業者1人、
あるいは設備1台など観測対象が限定されてしまい、
多くの対象に対して分析を実施するためには、
分析を多人数で行わなければならないというデメリットがあります。
しかし、作業者の作業エリアが広く、どこで何をしているかわかりにくく、
瞬間観測が困難な場合は連続稼働分析を行うことで、
その作業時間や作業内容が明確にできるのです。
また、連続稼働分析は観測精度が極めて高い(ずっと見続けるので当然ですが)
ことも覚えておいていただきたい特長です。
(株)日本能率協会コンサルティング
角田 賢司
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